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最終話・永遠の思い出の虹へ
ニーニがこの世に生まれてきてくれて、家族にたくさんの幸福がもたらされ、その幸福の一部は私のところにも飛んできた。まるでタンポポの綿毛のように私のところにも飛んできてくれた(^_-)-☆💛

もしニーニに出会えなかったら、私の人生はどうなっていただろう。きっと子どもの素晴らしさにこれほど気づくことはなかっただろう。赤ちゃんの時からみんなに幸福の笑みを、まるでプレセントのように与えてくれた。その成長する姿ひとつひとつが愛らしくて、心の底から愛が芽生えてきた。

無邪気な仕草、可愛らしい覚えたての赤ちゃん言葉、日々成長していく中で見せてくれた様々な姿。大人たちにたくさんの愛を、あふれるほど与えてくれ、笑い泣きたくさん遊び、たくさん真似っこをして、命がすくすくと育っていくのを、私は奇跡のように感じながら見つめてきた(^_-)-☆

この素晴らしい命。新しい命が天からやってきて、大人の世界に舞い降りて、そして歩みはじめ私の人生にも舞い降りてきてくれたのだ(#^^#)

このおよそ数十年間ニーニを見つめていられた歳月は、何よりも掛け替えのない宝物だ。子どもからの無心な愛を感じて、私はどれほど救われたことだろう!(^^)!💛

心が洗われ、自分を見つめ直し、私自身の人生観にも大きな変化をもたらしてくれた。思い出は記憶の宝箱の中で、ときどきひょっこり顔を出し、「ここにいるよ」「いつでもいっしょ」と言ってくれているようで、私はひとりでに微笑んでしまう(#^^#)

大人の世界に子どもがいるから、世の中は救われるのかもしれない。力のない弱い子どもを守っている大人たちは、守っている子どもからたくさんの愛をもらい、力づけられているのかもしれない。

天からやってくる命はすべて「天使」なのだから、「愛の虹の架け橋をする天使」なのだろう(^。^)y-.。o○でも、この世界は天の国ではないのだから、やがて天使たちはこの世界の色に染まって生きていくのだろう。何も知らずに、自分が天の国からやってきた天使であることに気づくこともなく、この相対の世界で生きていくのだ。再び天の国に帰る日が来るまで。

私にこのようなことまで考えさせてくれたニーニは、まるで天からの贈り物のような気がしているのだ💛

もうニーニに再び会うことはできないのだろうか…?たとえそうであったとしても、私の中の思い出のニーニは、ずっと私のそばにいてくれ、私を慰めてくれる。でも、時には寂しそうな顔で私の心を締め付ける時もあるかもしれない。

そんな時はテレパシーで教えて。飛んで行くから!たとえ誰がはばもうとも傍に行くよ。その顔に笑顔を見るまで、傍にいるよ💛💛
第147話・悲しい夢の中で
もうニーニに会えなくなってしまった。ニーニのママと祖母の考えひとつで、ニーニと私の繋がりはどうにでも変わるのだ。必要とされなくなった私は『蚊帳の外』の人間。話し合う権利も何もない。「もう虹(ニーニ)には近づかないで、そっとしておいて」というたった一言で、私はフリーズした…。

ある夕刻にうたた寝をしていた時に、私は夢を見ていた。その時、ニーニの泣き声を聞いた。ニーニは玄関のドアの向こうで泣いているようだった。ニーニがいる。ドアのそばで泣いている。早くドアを開けて中に入れてやらなくちゃ。可哀そうに泣いている。悲しげに泣いている。『にーちゃん!』私は何度も叫んでいたが、どうにも体がいうことをきかず、立ち上がってドアを開けることができなかった。『ニーちゃん!どうしたの?ニーちゃん!』声にならない叫びを私は繰り返していた…。

それから気づいた。目を覚ましてみると、うたた寝をしていてただ夢を見ていただけのようだった。それでも私は今度こそ立ち上がってドアを開けてみずにはいられなかった。

けれどもそこには誰もいなかった。

ニーニが悲しそうに泣きながら玄関の前に横たわっている姿は夢の中の幻に過ぎなかった。そうわかっても私の悲しみが消え去るることはなかった。

146話  ジ・エンド
1話1話ニーニの思い出を書いていても、もちろんすべては書ききれない。ふと、些細なことがひょっこり思い出されることもある。

アパートにやってきたときは、いつも玄関のベルをピンポンピンポン…と続けざまに鳴らすのだった。「そんなに押してだめでしょ」と言っても、決して止めない。それはニーニの気持ちそのものだった。喜びの表現だった。それが私には十分に伝わってきていた(^。^)y-.。o○

近くのダイソーで一体100円で買い集めた世界の可愛い人形たちもニーニのお気に入りだった。それぞれの国々を思わせる洋服や髪の色や髪形など、とても100円とは思えない。20ヵ国くらいにもなったほど集まった。10センチくらいの人形は、ちゃんと布で作った服を着ていて、靴も履いている。

ある日ニーニが言うことに、「この子はアメリカ、この子はフランス、この子はインドの子なのね、こっちの子はイタリアで生まれたの
ね。この子たちのパパはみんなちがうの」「えっ?そうなの?」と私がちょっとビックリしたように聞くと、「そう、ママはニーちゃんだよ」などどすまーして言っている。私は笑いをこらえながら「そうなんだー、みんなカワイイねー」と、感心したように返事をしたものだ(@^^)/~~~1,2年生のころだったと思う。

5年生のころから長い髪が好きななったようで、髪を伸ばすようになり、身長も伸びてきたので、(ああ、こんなに大きくなったんだ)と感じることもあった。そんなある日のこと、帰り際にドアのところで、「アイラブユー」と言ってから「あ、ちゃうかぁ」と笑いながら照れた顔が可愛かったものだ(#^.^#)

そのころの時期には、こんなこともあった。例のピンポンピンポンの合図にドアを開けると、「来ちゃった」と言ってニーニが立っていた。パパの仕事が休みの日で、クリオと3人でお寿司屋さんに行ったらしかったが、途中で一人抜け出してここまで歩いて来たと言う。徒歩で5分くらいだった。それを聞いてその思いがけない訪問に驚きながらも私はとても嬉しかったものだ(^_-)-☆

またこんなことも思い出される。「あのね、それフキンなんだけど。手拭きのタオルはこっち」と何度言ってもフキンで手を拭こうとするので、私は布巾かけのハンガーに「フキン」と油性マジックで書いておいたのだが、それを見つけてニーニは可笑しそうに「ふふ」と小さく笑っていたものだ(^^♪

そんな風にいろいろな思い出がたくさん浮かんでくる…。まさかそんな日々が終わりになってしまうなんて…。

たった1本の電話で、私はもうニーニに会えなくなってしまった…。ママは「このままそっとしておいて」と言った。そのひと言の背後には、ママにそう言わせている人がいることは分かっていた。私にはどうすることも出来なかった。

The End だった。ニーニは6年生になっていた。
第145話・ガラスに書かれた文字(だれかたすけて)
2階のニーニの部屋のガラス窓に書かれていたその文字を見つけたのは、クリオだった。「なにこれ?『だれかたすけて』」とゆっくりと読んだ。横にいた私も一緒に読んだ。確かに「だれかたすけて」と書いてある。「ね、ニーちゃん、これニーちゃんが書いたの?」と、ベッドに寝そべっているニーニを振り返って聞いてみた。

すると、「そうだよ」と淡々とした口調で答える。「どうしたの?何かあったの?」私が心配して聞いても、「べつにないよ」「じゃ、どうして『助けて』なの?」それでも、ニーニはすぐには答えずに渋っていたが、「ちがうよ、それはただ書いてみただけだよ。おしばい、ドラマのまねだよ」などと、よく分からない答え方をしているだけ。クリオも心配顔になっているけど…。それ以上のことは聞けそうなかった。

「ふーん、そうなの?本当に何もないんだね?何か助けてほしいことがあったらちゃんと言わなきゃだめだよ。でないと助けてあげられないじゃない」そう言うと、「わかった。でもほんとに何もないから。ただガラスに書いてみただけだから」と言うばかり。

けれど私は、そのひと言のガラスの文字が頭からずうっと消えないのだった。(本当にその言葉通り何もないのならいいけれど、でももしかしてこの子の心の中に何か人には言えない大きな問題が隠れているとしたら…)と、つい考えてしまうのだった…。
第144話・リコーダーと小鳥の演奏会
絵を描くことが大好きなニーニは、私のアパートに来たときは大抵いろいろな絵を描いてくれる。最近気に入っているのは、大きめの付箋一枚一枚にいろいろな姿の女の子の絵を描いているものだ。可愛い魔女、様々なヘアスタイルの子たち、ウインクしていたり、帽子をかぶっていたり、リボンを付けていたり、ダンスをしている子など、どの絵もみんな生き生きしている(#^.^#)

またある時は、A4サイズのコピー用紙に「小鳥の演奏会」と題した絵を描いた。4年生になって、学校でリコーダーを吹くようになっていたので、こんな絵が生まれたのかもしれない。

女の子がリコーダーを吹いていて、横の小鳥たちと演奏会?花々や木々の他にたくさんの音符のマークが一緒に揺れているようだ(^。^)y-.。o○絵の下には詩のような文も書いてある。「私がリコーダーを吹いていたら、ことりが3びきとまってきた。私の頭にもとまったよ。まるでえんそうみたいだった。もう一回やりたいなー」ほんと、頭の上にも小鳥が一匹止まっている(^^♪

またニーニは、よくふたりで見たDVDのアニメ「アナスタシア」の絵も描いてくれた。キュートで生き生きとしたアナスタシアがよく描かれている。ニーニはこの絵に「ロシアの国ひめアナスタシア」という文字を入れて満足そうだった(^_-)-☆私はニーニの絵が大大好きなのである💛
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