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第128話 ニーニの手紙
帰り際にニーニは、「ミューサ、おてがみかいてきて」と言う。「うん、分かった。書いてくるよ」と言いながら、私はニーニの頬を両手ではさみながら答えた。すると「ニーちゃんもおてがみかく」と言う。「うわーっ、嬉しいな。楽しみにしてるね」

そうして、次に言った時に「ほら、お手紙書いてきたよ」と差し出すと、ニーニは「うふ、ニーちゃんはずかしい」とはにかむ。「え、恥ずかしの?」と、その小さな胸の内が読めずに言ってしまう・・・。

ニーニは、私の手紙を開いて一つひとつぽつぽつと読み始めた。子どもが文字を読めるようになってきた時のあの独特な読み方で。( ^^) _U~~


「うわーっ、ニーちゃんスゴイ!全部読めたね!と、最後まで読んだニーニを褒めると、「ニーニちゃんもおてがみかく」と言って、ダイニングテーブルのほうに走って行った。

そこに座って、ときどき「『た』って、どうかくんだっけ?『だ』は?」などと私に聞きながら、手紙を書いている様子

その間、クリオとオモチャで遊んでいると、しばらくしてからニーニは小走りに私のところにやってきて、「ハイ、おてがみだよ」と差し出した。(*^。^*)

薄く模様の入った用紙には、女の子の絵と文字が書いてあった。楽しそうに笑っている口元、キラキラの瞳、長い髪をリボンで一つにポニーテールに結っている。周りにはたくさんの星が描いてある。(^。^)y-.。o○

それから、上の方には文字が書かれてあった。『おともたちになてーね だいすき』と❤❤

6歳2カ月になったニーニ。来年は小学校の一年生だ。以前書いていたあのアラビア語のような文字ではない。こうしてひらがなで、自分の気持ちを伝える手紙をかけるようになったのだ。もちろん、あのアラビア語みたいな文字もとても懐かしく良い思い出であるけれど。( ^^) _U~~

「うわーっ、ニーちゃんお手紙ちゃんと書けたね!すごーい!」と褒めると、ニーニはとても嬉しそう♪それから「ニーちゃん、もっとかいてくるよ」と言って、またテーブルのほうに走って行った。

そして、あと2枚描いて持ってきた。絵の中の女の子たちはニッコリ笑いかけている。そして『みゆさ、ありがと』と書かれてある。「ありがとう!ニーちゃん」(^◇^)ニーニは満足そうにコクンと頷いた

それから、早々と出してもらったクリスマスツリーを3人で飾って楽しんだ。その後ライトアップして、キラキラ光るツリーのそばで、『We Wish A Merry Christmas』を歌った。クリオはもう「キラキライタイ」じゃなくて、「キラキラひかる」とちゃんと歌えるようになった。(^^♪

     天の星からやってきた私の宝・第1号のニーニ(虹)
     そして、宝・第2号のクリオ(久里雄)
     この女の子と男の子のきょうだいは
     私の宝物(^。^)y-.。o○❤❤❤

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第127話 一筋の光線★
ニーニは6歳になり、9月に入ると、初めてのピアノの発表会があった。ママの話によるとピアノを習い始めてまだ日が浅いということだった。

出場者は、ニーニのような幼児から高校生まで。全員壇上にあがった。小さな子どもたちは、いつもと違ったステキな洋服に身を包み、緊張しながらも浮き浮きした様子だ(*^。^*)

フリルの付いたドレスがとても気に入ったようで、壇上に上がっても、まだクルクル回ったりしているニーニ。他の子どもたちも思い思いの仕草でスタンバイしていると、ピアノの先生が現れて挨拶を述べ発表会が始まった(^^♪

やがて演目が進み、いよいよニーニの出番になった。先生も傍に腰かけて、ニーニはピアノに向かった。曲は「ソーヨ姫はラッパがすき」と、プログラムに載っていた♪

ニーニの弾くメロディがスタートして間もなく、音色がぎこちなくなった。(あ、分からなくなった…?)私は咄嗟に神に祈った。(助けてください、神さま!)すると、まるで祈りが通じたかのように、一筋の金色の光線がニーニの頭上からまるで流れ星のようにサーっと流れた。と同時にまたニーニのピアノは、軽やかにメロディを奏で始めたのだった!(^。^)y-.。o○

奇跡!!

やがてエンディングを迎え、全員が舞台の上で『星に願いを』を歌った。ニーニたちチビッコは前列で跪き、両手を胸の前で組み、星に願いをする姿はとても愛らしく美しかった。そんなお祈りのポーズで、楽しい思い出の一日は終わりになった(^.^)/~~~

保護者たちは誰もが子どもたちの舞台に感激している様子で、涙ぐんでいるお母さんもいた。ニーニのママも穏やかで優しい眼差しをしていた♪(^◇^)
第126話 消えたごめんなさい<ペコちゃん、どーこだ?>
ニーニは、食事のとき自分の横にメルちゃんやこえだちゃんを置いておきたい。食事前にオモチャを片付けなさいとママから言われて、自分なりにお片付けをする。私が手伝うことは許されない。完璧なお片付けなど小さな子には無理なこと。少し残っているのがある。それを見つからないように、そっと隠し持っていることもある。そうしておくと安心するかのように(^^♪

その夜、夕食のテーブルについたとき、ニーニが小さなペコちゃんを手にしているのが分かったが、私は知らんふりをしていた。食事をしながら、ニーニは「ミューサ、ペコちゃんどーこだ?」と聞く。私は咄嗟にママのほうを見た。「またそんなもの持ってる!」と怒られるに違いないと恐れながら…。ところが、ママはそんな気配もない。

「えーっと、ポケットの中」「ちがうよー」「オモチャ箱の中」「ちがうよー」(手の中とは言えないから)「じゃ、髪の毛の中」「ちがうもーん」などと言いながら、テーブルの下で、自分の足で私の足を挟んだりしている。私も挟み返してやると、ニーニは嬉しそうに「フフフ…」と笑っている。(^・^)

そんな中、ママも突然口を挟んだ。「お洋服の中」私が、ビックリしていると、ニーニはふつうの調子で「ちがうよ」と言う。私は怒りださないママにホッとしながら、「分かった!オマタ」と、ふざけた調子で言うと、ニーニは「アハハハ」と声を上げて笑った。(^。^)y-.。o○♪

それじゃ、いつの間にか手の中にはなかったのだ。「当たった?」と聞くと、ニーニはコクンと頷いてニコニコしながら、太ももの辺りに挟んでいたらしいペコちゃんを「ほら」と手に取って見せてから、テーブルの端にそれを置いた。ママも笑っている。(^^♪

その晩、ニーニはごはんを残さずにちゃんと食べて、ママに褒められてギュッとハグのご褒美をもらった。(^.^)/~~~

母と子は、一日一日いろいろな毎日を重ねながら、成長していくものなのだろう。ママも少しずつそのことを感じながら、母親としての気づきを受けとめながら、ニーニとクリオを育てて行くのだろう。

子どもが4歳になれば、ママも母親4歳になり、子どが5歳になれば、ママもママ歴5年になりといった具合に…。『ステップ・バイ・ステップ』で、親子ならずとも、人はそうやって成長していけるものだと感じる。私もこの親子の成長を目の当たりにして、成長させてもらっていると感じている。Thank you!♪♪(*^。^*)
第125話 それはチックなのか・・・
チャイムを鳴らしても、誰も出てくる気配がない。玄関が空いていたので、中に入ってみると、ニーニがリビングのソファで泣いている。「どうしたの、ニーちゃん?」

この間、クリスマスのガラスの置物をニーニに上げたのだけれど、それが壊れている。手で振るとフワーッとサンタクロースの上に白い雪が降り注ぐ丸いガラスの小さな置きものだ。それが砕けて床に散らばっている。どうやらクリオと取り合いになり、クリオが力任せに放り投げたようだ。(*_*)

「泣かないの。また買ってきてあげるから」と私が言うなり、「ニーニ、だめだからね!」と、ママの鋭い声。いつものように、矛先はニーニに向けられてしまう…。((+_+))

そのうち機嫌も直り、ニーニとクリオは、テントハウスで遊び始めた。クリオがチョコチョコとテントを出入りしている。ニーニは母親役のようで、「うちの子、1さいなんですよー、ほんとすいませーん、うるさくってー、ほんとすいませーん」と、ニーニは小鼻を小さくふくらませながら母親役を楽しんでいる。(^。^)y-.。o○

そうやって、さっきの辛いことなどケロッと忘れて無邪気に遊んでいても、また些細なことでママの怒りをかってしまう。「なんでそうママの言うことが聞けないの!そんな子は捨ててくるから!もういらないから!」と小さな胸をグサグサと突き刺すような言葉を浴びせる。(>_<)

最近ニーニは、ときどき目をパチパチさせながら、胸のあたりに手をやって、心を静めるかのような仕草を見せることがある。「どうしたの、ニーちゃん?お祈りしてるの?」と、聞いてみたこともあるけど、ニーニは小さく笑うだけで何も言わなかった。(-。-)y-゜゜゜

幼い子どもは深い考えなどない。いつも気ままに無邪気に行動している。それが母親を苛立たせるのだろうか…?

そして、その時ふたりのきょうだいは、一つのオモチャを取り合いしていたが、ママはニーニに「クリオにかしてあげなさい!」と言い、、ニーニは「やだ!」と拒むと、「なんでそういつも言うことが聞けないの!ママは怒るよ!」すると、ニーニはまた目をパチパチし始めた。それから目を閉じたが、瞼が小刻みに震えていた。((+_+))

「チックみたいだね…」私は誰に言うともなく呟いていた。どんなに叱られても、子どもにとって母親は、一番大切な存在なのだ。本能的にそれを知っているのだ。だから、どんなに何度叱れても、いつも「ごめんなさい」と謝るけれど、時には「やだ!」と逆らうこともある。それは、子どもにとって当たり前の母親への甘えの姿なのだろう…。($・・)/~~~

「ニーちゃん、負けないで。ニーちゃん、強くなって」私はそう心で呟きながら、祈ってやることしかできなかった。(--〆)
第124話 ママがさみしいっていうの
クリオが高熱を出して入院したので、ニーニは、ひいおばあちゃんと一緒に、私のアパートにやってきた。

夕食にと近くのコンビニからお弁当やおにぎりや唐揚げなど、買ってきたものを炬燵の上に並べて、3人で食べた。ニーニは嬉しそうにおしゃべりをしながら、大好きな唐揚げを次々に口に頬張っている。おにぎりも喜んで食べている。ふつう家では、「ママこれいらない。これも、これもいらない」などと言ってあまり食べないことが多い。

ひいおばあちゃん曰く、「食事は、楽しく食べなくちゃあね」と。気難しいママの顔と小言に辟易しているひいおばあちゃんからのひと言だ。同感!(^.^)/~~~

ママはいつも、まるで厳格な父親然として目を光らせているのだから、窮屈でいつ怒られるか分からないような張りつめた空気の中で食べる食事など、楽しくも美味しくもないのだ。(*_*)これは、生まれ持った性格?それとも、生まれ育った環境の中で、身に付けたもの?

ひいおばあちゃんは言う。「これは可愛いんだよ。カートにつかまって買い物をしているときも、ずうっと傍にいて、腰の曲がったおばあちゃんの役に立ってくれるんだよ」と。(^v^)

ニーニが、毎日家族の誰かと病院に行くのも、ママが寂しがるからだと言う。誰よりも気丈なママが、さびしがり屋?「ママは、ニーちゃんがいかないとさみしいっていうの」「そうなの?」「うん、だからびょういんにいくの」(^◇^)

それなら、日頃もう少しそのきつい言動は何とかならないものだろうか?と、つい思ってしまう私。(^-^)
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